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コラム
2021 03.17

【栄養士コラム】管理栄養士監修 Pharmacyコラム 花粉症編

こんにちは、日生薬局です。

管理栄養士監修のPharmacyコラム、今回は花粉症をテーマにご紹介していきたいと思います。

 

毎年2月末~3月ごろになると天気予報で花粉の飛散量予報を行いだすなど、世間全体で花粉症に対して敏感になりだします。

それもそのはず。とある調査によると全国9000人以上を対象にしたアンケートで花粉症の自覚があると答えた人が6割近くいたそうです。

もはや花粉症は日本の国民病といっても過言ではないでしょう。

 

しかし一口に花粉症と言っても、実はその実態は個人個人で異なります。

まず症状ですが一般には鼻水や粘膜の炎症による鼻閉、目のかゆみ、くしゃみの3つの症状がよく言われますが、重症の人では皮膚のかゆみや喉の粘膜のイガイガ感、不眠、微熱、倦怠感などの症状が出ることがあり、どの症状が強いかも個人差があります。

ちなみに私も花粉症なのですが、3つの症状に加えて喉の奥がかゆいことがあるので、やや重症といったところなのでしょうか。

 

症状が人それぞれなことに加えて症状のでる時期も人によって異なります。

2月~3月ごろに症状が出る方はスギ花粉に対するアレルギーとして症状が出ていますが、もう少し経って3月末ごろから症状が出る方はヒノキ花粉での花粉症です。

木花によって花粉の飛散時期が違うので、どの花粉に対してアレルギー反応を起こすかで症状の出る時期が変わってくるのですね。

花粉症の原因になる主な植物は7種類あると言われており、そのなかには夏や秋に花粉を飛ばすものもあるので、実は花粉症は1年を通して症状が出ることのある病気です。

 

7種類の植物と花粉の飛散時期は下記のようになってます。

・スギ花粉:2~4月に飛散。飛散後風に乗って遠くまで届き、北海道と沖縄を除く全国で患者が多い。

・ヒノキ花粉:3~5月に飛散。スギ同様遠くまで届き、時期的にスギと重なるため併発する患者も多い。

・シラカバ花粉:4~6月に飛散。北海道での花粉症の主な原因で、りんごや桃などを食べると口腔がかゆくなったり腫れたりするバラ科果実での口腔アレルギーを引き起こすこともある。

・イネ花粉:5~6月に飛散。飛散距離は短いものの、稲刈りの際などに舞い上がることもあるので秋にも注意が必要。また小麦の食物アレルギーの発症リスクを高める点も注意。

・ブタクサ花粉:8~10月に飛散。スギ、ヒノキに次いで患者数の多い花粉症。飛散距離は短いものの、早朝の飛散量が多いので、風の強い日の早朝ジョギングなどは注意が必要。目鼻の症状のほか、喘息の原因になることもある。

・ヨモギ花粉:8~10月に飛散。ヨモギは繁殖力が強く、河川敷や空き地などの雑草が生い茂る場所によく群生しているため、散歩などで付近を通る際には注意する必要がある。

・カナムグラ花粉:8~10月に飛散。飛散距離は短いものの木や電柱、ガードレールに絡まる形で身近に生えている植物なので接近する機会が多い。メロンやスイカ、セロリ、ニンジンなどのウリ科やセリ科の食べ物で口腔アレルギーを引き起こすこともある。

 

花粉症の自覚はないけれど毎年同じ時期や特定の場所に行くとくしゃみがでるな、という方はもしかしたらヨモギやカナムグラなどちょっとマイナーな花粉症かもしれませんね。

※アレルギー症状の原因植物はしっかりとした検査をしないと確定できません。上記はあくまで目安として、気になる場合はご自身でアレルギー検査をご受診ください。

 

花粉症についていろいろお話ししましたが、おそらく多くの方が気にしているのが原因よりもどうすれば症状を軽減できるかだと思います。

花粉症とはアレルギー症状なので、アレルギー反応を抑えることができれば症状も軽減されて行きます。

アレルギーは寝不足やストレス、栄養バランスの偏りなどで悪化すると言われていますので、十分な睡眠や適度なストレス発散、バランスのいい食事を心がけましょう。

また食事についてはサバ、アジなどの青魚に多く含まれるDHA、EPAがアレルギー症状を緩和してくれるほか、発酵食品や食物繊維を積極的に摂ることで腸内環境が整って免疫機能を正常に保つことができます。

緑黄色野菜やレバーなどからビタミンA、C、Eを摂取することで皮膚や粘膜が健康になり、花粉症の症状緩和につながります。

 

ポイントについてはコラム画像にまとめましたのでご覧ください。

 

こうした食品類を一度に摂取しようと思うと品数が増えて調理が大変になってしまいますが、効率的に摂取することのできるレシピがあります。

前回のひな祭り編でご紹介したちらし寿司です。

ちらし寿司は様々な食品を混ぜ込むことで一回の食事で多くの栄養素を摂取することができます。

レシピを再掲しますのでご参考にして頂ければと思います。

 

さて今回の記事はいかがだったでしょうか。

毎年花粉症の時期になると憂鬱で仕方がないという方も多いかと思いますが、今回の内容を少しでも参考にして頂ければ幸いです。

次回4月号のテーマは「血糖値」です。

コロナの影響で今年は歓送迎会もお花見もないから健康的だという方もいれば、自粛ストレスで食事量が増えたという方もいるのではないでしょうか。

家にいることが多く不摂生になりがちだからこそ、一度血糖値について見なおしてみましょう。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

次回更新をお楽しみに!