1 活動のテーマ
☆和太鼓を通して鼓動を感じる
【テーマの設定理由】
☆自園では子供たちの五感を育む保育を目ざしています。
和太鼓は音の波動が脳へ良い刺激を与えると言われています。
バチで太鼓を打つことで力の発散、気持ちも整っていきます。
腕 足 腰 お腹 背中を使う全身運動でもあります。
楽譜では表せない余韻やリズムの遊びを表現できます。
人間の体な中にある鼓動と太鼓の鼓動が共鳴することで五感も磨かれていきます。
2 活動スケジュール
4/10 4/24 5/1 5/15 6/5 6/19 7/3 7/10 8/7 8/21 9/4 9/18 10/2 10/23
11/6 11/20 12/11 12/18 1/8 1/22 2/12 2/19 3/5 3/12 講師による太鼓指導
7/23 親子夏まつりにおいて4.5歳児が成果を発表
10/26 運動会において4・5歳児が発表 及び職員も和太鼓演奏を披露
3 活動の為準備した素材や道具 環境の設定
☆ 長胴太鼓 締太鼓 各櫓台 バチ 太鼓用竹
和太鼓指導のほかにも子ども達が自由に叩ける時間を適宜確保していきました。
近隣の竹林から竹をもらい、竹でたたいてみたり応用もしました。
4 探究活動の実践
☆ 音の響きを楽しんだ
太鼓の先生より口唱和も教わる(ドンドン ドコドコ ドンドコ等)
基本打ち 壱番 弐番と徐々にリズムも難しくなっていきましたが
子ども達は楽しんで真剣にたたく姿が印象的でした。
親子夏祭りや運動会では難易度の高くなったひびき太鼓にも挑戦していました。
各クラスでできることを最初は実践していましたが、4,5歳児が力を合わせて協力する
場も増えてきました。
【活動中の子どもの姿 声 子ども同士や保育者との関わり】
☆ 最初は力任せにたたいたり、音が怖いと耳をふさぐ子もいました。しかし、回数を重ねるごとに音から伝わる
鼓動を感じたり、自然と力が抜けて、良い響きの音が出せるようになってきました。
また「太鼓楽しい❢太鼓は心に響くんだね」などの言葉も聞かれるようになってきました。
乳児クラスも聞こえてくる太鼓の響きが聞こえてきたり、太鼓の様子を実際見に来て体を揺らしたり
体感して神妙な面持ちで聴き入る子もいました。また踊りだす子もいましたよ。
保育者も、子ども達の為に練習し運動会で少し難しいリズムの太鼓を7人ほど参加し披露しました。
気持ちと体幹を共有した瞬間でした。
セミプロの演奏も聴く機会があり、感銘を受け小学校で太鼓を習いたいという子もいました。
最初は自信のなかった子も、回数を重ねるごとに自信が付き自己肯定感が育まれているとも感じます。
お互いにリズムを合わせることで、協調する気持ちも育まれてきたと思います。
また、最初と最後のあいさつなども、礼節を大切にする心も学んでいる。